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TOEIC講座の先生 Mr.クリタ

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Mr.クリタは、英語の先生且つ日本語の先生でもあります


そんな先生のつぶやきを今日はご紹介


 
気持の悪い言葉

英語を教える仕事をしていると、どうしても言葉の正しい使い方が気になる。 それは英語についてもそうだし、普段使っている日本語についてもそうだ。
というより英語の視点から日本語を「外国語」としてとらえたり、日本語学習者のように、これを学ぶ対象としてとらえてみると、英語以上に、自分の言葉である日本語の正しさが気になってくる。
 
「正しい日本語」というとき、それはいわゆる文法的に正確であることや(ところで国文法や日本語文法を意識しながら日本語を使っている日本人っているのだろうか?)敬語を誤りなく使いこなせるかどうかをさすことが多い。

でも僕が感じる正しさというのは、それだけではなくて、日本語の、ことばとしての美しさのようなものだ。
 言葉が文化である以上、それは社会の歴史や伝統、そして実際に生きている人々のエネルギーの現れだ。
だから日本語は、それを使う日本人のものの考え方や生活様式と深く関わっている。日本社会の持っている文化の特性とそぐわない言葉の使い方をすると、それは美しい言葉でなくなると僕は思う。

例えばキリスト教文化の中でこそ使われるべき「告白」という言葉を嫌って「白状」を使うようにしていた有名な作家がいた。きっとこの作家が今生きていたら、「告白されちゃった〜」とか「お前、いつコクるつもりなんだよ」とかいう言葉を使っている若い日本人を見て、仰天するだろう。かくいうこの僕も、こういう言葉遣いをする奴らは死刑にすべきだと思っている。

‥ま、というのは極端だけれど、聞くものの心に美しく響く言葉を大切にすることは、すなわち日本の文化を大切にすることであると、僕は言っておきたい。

そうした、日本文化にふさわしくない言葉遣いを僕は正しくないと思うし、気持悪いと感じる。これは言葉の正しさだけでなく、言葉に対して、その使用者が持つ感受性のようなものだ。 言葉自体には美しいとか、美しくないとかの区別はない。
 いわんや正しい言葉も正しくない言葉もない。問題なのはその使われ方だ。

例えば最近よく使われる「自分の中では」という言い方。「自分の記憶の中では、彼女は子供のままだった」は良いけれど、「自分の中では、失敗なくうまく演技出来たと思います」というフィギュアスケートの選手のコメントは、美しくないし、気持悪い。これを聞いてなんとも思わないインタビュアーや観客の感受性のなさにも、僕は気持悪さを覚える。

気持の悪い言葉を使う連中を片っ端から死刑にすることはできないけれど、そういった言葉遣いをモグラたたきのようにひっぱたくことはできるかもしれない。

僕はこうして毎日、モグラの頭をたたくためのトンカチを持って歩いている。



毎回読むたびに先生面白いなーーーぁと思います


続きはまた今後・・・


くりっくーー☆お願いします☆↓

megumi
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